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【1代目ネゥト】最終話 | KUROKAN
10日。今日は待ちに待った私とアルヴィンの結婚式。今日ばかりは遅刻出来ないし、いつもより1時間早く起きて身支度を整え神殿に向かったの。それなのに、やっぱり既にアルヴィンは神殿に来ていた。しかも誰よりも早く。きっと、一生かなわないんだろうな……なんて。ふと思った。神殿に入ってきた私に気がつくと、フッと柔らかな微笑みをくれて。私もそれに答えるように微笑み返した。そのまま言葉は交わさず、お互い衣装に着替える為に奥へと向かった。『それでは、これからアルヴィン・リードとネゥト・コター