【1代目ネゥト】16~20話
【1代目ネゥト】16~20話

【1代目ネゥト】16~20話

neuto16【第16話】
「タラの港に行こうか」
「うん。楽しみだね!」
ゴタの後ろについていくように私は歩いた。緊張で会話どころじゃなかったけど、やっとこうしてデートに行くことができたんだもん!港に着いたら言うわよ!!
「私の恋人になって下さい!!」
港に着いて、ひと呼吸した後に私が告げる。
「僕も君のことが好きだったんだ」
嬉しさで叫びたくなるのをこらえて、私たちは二人でゴタの家へと向かった。
あぁ、とうとう私も恋人ができたのね・・・!!私とゴタの頭上には音符がぴょんぴょん飛び跳ねていた。


neuto17【第17話】
ゴタを家に送った後、私はいつものようにバスの浜へ向かった。
「よ~~し!!今日も一走りして、仕事に行こうっと」
・・・と、あれ?いつも誰もいることがない浜にめずらしく先客がいる。しかも見かけたことのない顔のような・・・?でも、赤い服着てるってことは私と同じコークショルグ所属ってことよね?新年祭の時、いい男探ししてたから大抵の人は話し掛けたはずなのに。
ま、いっか!話し掛けてみようっと!!
「おはようございま~~~す!!」


neuto18【第18話】
「あ、お、おはようございます・・・」
息を切らしながらもこっちを振り向いてビックリ!!ナカナカカッコイイじゃない!!ちょっとフケ顔だけど(笑)
ん~~~でも、やっぱり私はゴタの方が好みの顔だな~~vv
「あの?初めてお話しますよね?移住者の方ですか?」
「はい!今年の1日にこの国に来たばかりなんです。でも、同じショルグなのにお話するのが初めてなんて、なんだか可笑しいですよね!」
「そうですね。新年祭の時とか、うまい具合にすれ違ってたんですかね?」
「私はネゥト・コターマっていうんです。これからよろしくしてくださいね!」
「ボクはアルウ゛ィン・リードっていいます。こちらこそ。よろしくお願いします。・・・それじゃあ、ボクはお先に」
「ええ、じゃ!」
そして、私はいつものようにカビチを一つ食べて浜を走り出した。


neuto19【第19話】
さっき会った、リードさん。なかなか話しやすくていい人だったな。
「そういえばウルグ聞くの忘れてたわね~~」
・・・と、釣り竿をウルグ口から受け取り、リムの漁場へと進むとそこには・・・
「あ~~~~~!!さっきのリードさん!!!」
「あれ?もしかしてウルグも一緒だったのか?」
お互い唖然としたその後、ほとんど同時に吹き出してしまった。
「や~~~だ~~~!ショルグもウルグも一緒なのに、今日が初めて口きくなんて偶然にも程があるわよ~~!!」
「あははは!!こんなことってあるんだな~~!!」
「これも何かの縁かもね。うし!今日から友達よ!!私のことはネゥトって呼んでね!」
「ボクのこともアルウ゛ィンて呼んでよ。」
「うん!・・・でもさ、私毎日仕事に来てるのになんで今まで会ったことなかったのかしら?」
「ボクDリーグだから今までは試合があったから仕事には来れなかったんだ」
「なるほどね」
そんなこんなと話していたら、私の釣り竿がグンっと引っ張られた。


neuto20【第20話】
「あ!!引いてる引いてる!!」
「え!!ウソっ!!!え~~~い!!」
力の限り思いっきり引いたものの、その先にはむなしく針だけが残っていた。
「あ~~あ、逃げられちゃた・・・」
「(クスっ)そんな力任せに引っ張ったりしちゃ駄目だよ。そんなやり方じゃ、今まで大物は逃してばっかりじゃなかった?」
「え!!わかる?・・・だってさ~私この国に来るまで釣りなんてしたことなかったのよ?だからって教えてくれるような友達とか、まだいないし~」
「それじゃ、まず持ち方からね。」
そう言うとアルウ゛ィンは穏やかな声で釣りの仕方を説明し始めた。

コメントを残す